武士による政治が始まり封建制社会が成立した時代、つまり鎌倉から室町時代の終わりまでを中世と呼んでいます。
平安時代の中ごろに起こった武士は、中央貴族のうしろだてによって大きな力をたくわえ、朝廷と政権を二分するまでになりました。 鎌倉に幕府を開いた源頼朝は、国司や荘園領主に対抗して国々に守護や地頭を置くなど、朝廷とは違った形で支配を広げようと考えました。この支配体制は室町幕府にも受け継がれ、いっそう支配が強まりました。室町幕府の終わりには、その守護や地頭の中から戦国大名に成長したものもありました。