塚原歴史民俗資料館

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03 弥生(展示)

要約

本文

縄文時代の終わり頃に伝えられた稲作の技術は、金属器や新しい石器・土器などをともなって、北海道と沖縄を除くほぼ全国へと広がっていきました。
この時代は弥生時代と呼ばれ、稲作を中心として社会が大きく変化した時代です。各種の資源や水利権をめぐる争いによってムラが統一され、クニが生まれました。大陸の国との交流が始まり、中国の書物にはじめて私たちクニが紹介されたのもこの時代でした。
熊本市南区城南町域には、弥生時代の中頃(約2000年前)から多くの人々が暮らしはじめたとみられ、各所にその痕跡が見られます。中でもしんみどう新御堂遺跡は、この地域でも有力なムラの跡と思われ、400基を超えるお墓(甕棺墓・木棺墓・土坑墓)や500棟を超える竪穴住居が見つかり、集落の周りには、環濠が巡っていたことが確認されています。


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甕棺の展示の画像
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