弥生時代に伝えられた鉄器が普及するにつれて、人々のくらしは豊かになっていきました。ところが、その富を一人占めしようとするものが現れました。彼らは、力の象徴として競って古墳を築きました。3世紀終から約400年間続いたこの時代を古墳時代と呼んでいます。
城南町にも古墳文化は栄え、多くの古墳が築かれました。これらの古墳の中には、石棺に屍を入れてそのまま葬るものの他に、竪穴式石室・横穴式石室と呼ばれる石の部屋をもうけるものや装飾を施したものもみられます。 ここ城南町の塚原古墳群は、4世紀から6世紀まで約200年にわたって造られた古墳群です。古墳群には500基もの古墳が眠っていると言われ、全国有数の古墳群です。